2004年10月

04.10.17 静岡日帰り旅行
今日は静岡へ日帰り旅行に行ってきました。
と言っても観光目的というわけではなく、あたしの病気が治るようにと母と弟が計画した旅行なのですよね。
映画「ロード88」(だっけ・・・白血病の女の子が四国88ヶ所旅するヤツ。)のようなお寺まいりっつーか^^;
行くお寺は1つだけど、それでも旅行なんてほんと久しぶりなので嬉しい♪

眠かったけどばっちり起きれました。
朝、5時前のO県行きのマリンライナーに乗っていざ出発☆
外はまだ暗くて瀬戸大橋からは海はよく見えませんでした。
5時半過ぎにO県について、6時過ぎの新幹線東京行きに乗り換え。静岡についたのは9時前後だったような気がする。
新幹線に乗っているとき朝焼けがキレイだった。駅弁を食べて熱さましを飲んだ。
静岡からまたJRに乗り換えて、一駅。新富士駅というところで降りた。
雲ひとつない快晴だった。富士山がはっきり見えた。
まだ雪は降ってないけど赤富士っていうのかな。頂上近くは紅葉してるみたいで赤く見えた。
それに空気がとってもおいしい☆
あたしの住んでいる地元とは全然違う澄んだ空気。
将来的にはこんなところに住みたいって思った。

駅の喫茶店で登山(目的地のお寺は富士山の2合目らしい)に備えて腹ごしらえ。この間輸血したくせに朝っぱらからカルボナーラを食べた^^:胃は元気なもんだ。(インスタントみたいな味でまずかった・・・。ホットドッグにするんだった^^;)
レンタカーを借りていざ富士山へ出発☆
山に入ったら杉並木が続いた。(てかあれ、多分杉だよね・・・。木の名前分からん)空にむかってまっすぐに伸びた杉が密集して生えていた。
ほんとこんだけ曲がりもせずまっすぐに伸びてるな・・・と何か感動した。あたしの地元にはない景色だった。
途中の駐車場に車を置いてそこからは約1000段の階段を上る予定だったのだが、「病人がいるから」と母が駐車場の管理人に許可を取りにいった。
階段1000段くらい頑張って登っちゃうけどな・・・。と思ったけど、許可が下りてお寺まで車で行く事ができた。
昼1時すぎにお寺についた。2合目とはいえ、そこから見る景色は最高だった。
携帯で何枚も写真を撮った。
お寺でお参りしてる時、入院生活のこと、これからのこと、いろいろ考えていたらなぜか涙が出てきた。(ぷーやん涙腺弱すぎ^^;)
お参りが終わってもしばらく涙止まらなかった。悲しい涙ではなくて、どっちかっていうとすがすがしい涙だった。
母が「きっとあんたの治りたいって素直な気持ちが神様に通じたんだよ。」って言った。
しばらく景色を楽しんだ後、下山した。
途中ガスト(って全国チェーンなのね^^;)でハンバーグを食べた。
新富士駅でお土産買って帰路についた。
途中名古屋駅で下車した。お土産買うつもりだったけど、ういろうしかなかったのでパス。
(京都か大阪で降りたかったな)
「熱測りな。」と母が体温計を差し出した。用意がいいというか^^;
37・3℃あった。母はかなり心配してたけど、このぐらいなら平気さ♪

O駅できびだんごとむらすずめを買って家についたのは夜11時近くだった。
いい旅行だった。
「今度は来年の春行こうな。」と母が言った。来年の春は元気になって1000段の階段上りたいと思う。
ただ・・・道中何度も母が「大丈夫な、しんどくないんな。」と気をつかっていたのはしんどかったな。
この病気になってから周囲に腫れ物にさわるように扱われていると時々感じる。
「しんどかったらちゃんと言うから。気つかわなくていいから。」と何度も言ってるけど、周囲の態度は変わらない。
今、正直それが辛い。
心配なのは分かる。心配かけてごめんって思う。
でも、ガンっていう病気はどこかのサイトでも読んだし、N先生からも聞いたけど、年単位でつきあっていく病気なんだよね。
あたしの場合は特に日本中でもめったに症例がないような病気で、先が読めないという不安(いつ何が起きるかとか)あるけれど・・・。
一人自分の部屋でいる時とか、(あたしいつまで生きれるだろう)とかよく不安になることはある。
だからってうじうじ気にしながら生きるのは嫌だと思う。
病気になる前と同じように普通に過ごしたいと思うのだ。
なので、できたら気使わないで欲しいです。てかもし気使わせているならごめんなさい。
あたしは大丈夫です。




04.10.15 すいましぇ〜ん(汗)
昨日は急に冷え込んで風が強い日だった。この日から2週間休薬期間に入っていた。
こんな日に限って2時間、Gジャンはおっただけの格好でバイクで走ったあたしが悪いんだが^^;
家に帰ったら、熱が37・8℃出た。体の芯が凍っているような感覚でゾクゾクしてふとんから出られなかった。
そのまま薬も飲まずに寝てしまった。

そして今日、朝6時ごろ目覚めてたんだけど、何だか体の芯がだるくて起きれなかった。
9時から雇用保険説明会があったんだけど、ギリギリまで寝て、朝飯も食わず、薬も飲まず、シャワーだけ浴びて行った。

昼2時過ぎ、体がだるいまま、輸血しに行った。
採血室で熱を測ると36.9℃。
「しょっちゅう微熱出てるの?」と看護師さんに聞かれて、「4週間飲んで2週間休む薬飲んでるんですけど、昨日から休薬期間に入ったんです。 薬休んだらいつも熱出るんです。」とは言ったけど。
今日は週末のせいか患者さんが多くてあたし以外に5人くらい点滴してて、ひっきりなしに患者さんが採血に来てた。
この間みたいにひたすら暇で退屈する事はなかった。
輸血が終わりかけた頃からゾクゾク寒気がしてきた。

5時に輸血が終わって体温を測ると38・2℃。
看護師さんが電話でN先生に連絡を取っていた。
熱さましの点滴を1本打つことになった。熱が下がったら帰宅するようにとのこと。
点滴をセットしながら看護師さんが話し掛けてきた。


看護師さん「ほんとにあの先生は・・・。早口でちゃちゃっと言うけん^^;」
あたし「そうですよね〜。私も時々(早口過ぎて先生が言ってること分からなくて)ついていけない時があるんですよ〜(^▽^)」
看護師さん「そうやろ?ほんまにもうあの先生は・・・。」
あたし「あの先生って猪突猛進型ですよね。周りの人も振り回されているんじゃないですか^^;」
看護師さん「そうなんよ。もう少し落ち着いてくれたらいい先生なのにね〜^^;」


入院してた時も外科の婦長さんが同じこと言ってたっけ、とおかしくなった(^▽^)
ま、それでもあたしにはいい先生なのよね。こんな性格の先生だから、どん臭くて立ち止まりがちなあたしの背中をポンッと押してくれるとこがあるっていうか。

点滴の途中で熱を測ったら39.1℃に上がっていた。
寒気はましになったけど熱い。
再度看護師さんが先生に連絡を取ってくれた。
採血室は6時に閉まるので、外科外来のほうに降りて点滴を続けることになった。
「N先生、来てくれるって。よかったね^^」と言った。

6時前に先生が来た。


看護師さん&あたし「来た来た(^▽^)♪」
N先生「調子どんなん?」
あたし「熱いです・・・」
N先生「今アレルギー押さえる薬入れてるけんね。その内下がってくるから。」


6時から会議があるらしく、これだけ会話するとさっさと行っちゃった。
けど、少し気持ちが軽くなったかな^^

6時前に外来に降りて点滴を続けた。隣の部屋で誰かいるようであたしの好きなELTの曲が(アルバムかな?)ずっとかかっていて、退屈はしなかった。
7時ごろ夜勤の看護師さんが来て熱を測ったが、依然38・3℃。3本目の点滴を打つことになった。
ELTの曲が止まって誰かさんが出て行った後、隣の部屋に2人入ってきたみたいで、患者さんの症状を話し合っていた。(専門用語で言ってて話の内容は意味不明。声を聞く限りO先生とOT先生っぽかったけどな)
この部屋、隣の会話丸聞こえやな。
薬が効いてきた?のか汗はすごく出ていたが、背中がぞくぞくと寒かった。
輸血終わったら帰れると思ってたのになかなか帰れない。

8時半ごろ、点滴が終わって再度熱を測ったら38・4℃。下がっとらんやんけ。
母と弟が心配して家から駆けつけて来た。
すぐにN先生も来てくださった。
胸の音を聴診した後、「もしかしたら薬(熱さまし)飲んでないんとちゃうん(^^+)??」と言った。


あたし「朝飲む間なくて忘れてました。ハイ。(昨日の夜から飲んでないとはさすがに言えんかった^^;)」
N先生「やっぱり^^;輸血しただけやのにおかしいと思ったわ。心配はないです。今日は帰ってくれていいよ。ちゃんと熱さまし飲んでね(^^+)」
あたし「すいません^^;」
N先生「旅行へ行く時もちゃんと熱冷まし飲んでいってね。」


・・・先生、おかん達心配かけてゴメンナサイ(汗)
家へ帰ったらもちろんおかんにこっぴどく怒られました^^;

10時頃ようやく平熱にさがりました。
休薬期間とは言っても抗がん剤だけだから、他の薬はさぼっちゃいけなかったんだよね。
1日熱さまし飲まなかっただけでこんなに熱出て。
けっして病気がよくなってるわけではないんだ。(っていうか、悪いのはあいかわらずなんだろうね。薬で症状が押さえられてるだけで)とちょっと気持ちが暗くなった。
13日の外来の時、病気のことを聞いてみたら「この病気はまれな病気で、有効な治療法が確立されていない。」ってことを言われた。
ネットでいろいろ調べてもあたしの病気に関してはろくなことが書かれてない。
それでも・・・頑張るしかないよね・・・。
悲観的にはなりたくない。きっと治るって信じる。


04.10.13 月1通院(^-^)v
今日は外来日でした。
昼2時過ぎに病院へ行って、いつも通り採血とレントゲンをして1時間ほど待って診察☆
結果変わりな〜し。貧血は前よりはよくなってました。

この17日に日帰り旅行に行くので、金曜日にもう1回輸血します。
先生もあたしもしなくていいって言ったのに、またまたおかんの鶴の一声で決定。
何かあたしの血液は成分の1つにアレルギーをおこす抗体があるらしくて、同じAB型でも合うのを探すのが難しいみたい。
輸血できないかもしれないって言ってたけど、N先生が診察の合間にあちこちに電話して探してくださいました。

ようやく血液センター?と話がついたのは夕方6時近く。
「長く待たせてごめんね〜。ほんとはおうちに帰ってもらって僕から連絡したほうがよかったんやけど、やっぱ顔見て話したほうがいいかと思って・・・。」 と言って、あさって輸血ができるようになったことを話してくださいました。
「まぁ、先生ほんとうにありがとうございます。この子ったら先生、先生って先生のこと慕ってるもんですから・・・。」(ピシッ☆と母の手を叩くあたし。余計な事言うなぁ〜!)
何かN先生にはほんとお世話になりっぱなしだな、あたし。涙出そうになるよ〜。
待合室で待ってても、何かいっつもあたしにはおじぎしてくれるんだよね。他にもたくさん自分の受け持ち患者さんが座っているのに。
先生、大好きだよ〜(*^。^*)♪

昨日VIVREへ行って帽子とかかつらとかいろいろ見てきました。
もし・・・この先、悪くなることがあって点滴しか治る道がないって言われたら、その時は頑張って点滴受けようって最近思うようになりました。
N先生になら安心して治療をおまかせできるって思うようになってきたというか・・・。
あれだけ嫌だった副作用の脱毛も覚悟できるようになってきた。
髪は治療終わったらまた生えるもんね^^

今のところ体調が落ち着いているので、次からは診察が月1回になりました(^-^)v
あたしもいつまでも病院に行ってられないもんね。
こうしてだんだんと病院へ行く間隔が長くなって行きますように・・・。
N先生に会える間隔も長くなるけど、あたしが元気になって行くことがN先生への一番の恩返しだから。ね。
職場には制服返してきました。失業保険もらいながら仕事も新しく探します☆

この間掲示板にいたずらの書き込みがあっていろいろ考えて、闘病記は「ぴよちゃんのおうち」から独立させることに決めました☆
入院した時の日記も、当時の日記を読み返しながら今大幅に加筆修正を加えているところです。
いろんな考えの人がいるから、あたしの日記読んで悪意を持つ人も大勢いると思う。
あたしは強い人間じゃないから、入院中は確かによく泣いてたし、いろいろグチも言ったし、弱虫とかわがままとか思う人もいると思う。
でも大好きなN先生や母の事を悪く言われるのは嫌だから。あたしには大事な人たちだから・・・。
日記のみのサイトですが、入院日記が完成しだい新しくオープンしたいと思います。