2005.3.15 ドッキドキ☆
今日の夕方5時前、あたしはパゲ頭のまんまベッドでゴロゴロしていました。(もちろんカーテンは閉めています)
するとカーテンからひょこっと誰かが顔をのぞかせました。
N先生でした(笑)。ぎゃ〜、頭隠す暇もなかったよう!!「えへへ。」と笑ってごまかしたけど。
N先生はあたしの頭見ても別に何も言わず、(そりゃ医者だから見慣れてるよな、こーいうの^^;)いつものように「調子どんなん?」と聞いてきました。


N先生「明日からイレッサしようか。」
あたし「ハイ、よろしくお願いします。」


と最初はいつもの回診みたいな感じでした。いつもなら二言三言話すと先生行っちゃうんだけどね。
だけど、今日はあたしが持っていたある本を「あ、僕この人の本好きなんや〜。10冊くらい持ってるよ〜(^▽^)」と言って目の前のいすに座って本を読み始めたんです☆
うわっ、うわ〜っ、なんかめっちゃドキドキする〜!
だって、カーテン閉め切った病室のベッドで二人きり☆(いや、別にあやしい関係ではありませんが)
好きな先生といれるって嬉しいやん♪
照れ隠しに「イレッサって点滴ですかぁ?(ほんとは知ってるくせに)」とかいろいろ聞いてしまった。
そっかぁ、先生ってあーいうの好きなんやな。あたしも暇なときによむかっ☆(実はその本まだ読んでいなかったりする。)と先生の意外な一面知れて嬉しかった^^
例え本がきっかけでも先生、長くいてくれてありがとね〜^^☆



2005.3.16 イレッサ投薬開始
この日からイレッサの投薬がはじまる。
毎朝食後に赤茶色の目ん玉みたいな錠剤を飲むだけなのですが。
先生が回診に来た時急な咳とか息が苦しいとかの症状が出たらすぐに言うように言われる。
1日1回でも作用は強い薬なのだ。
「イレッサ、効くといいね。」「本当に効いてくれるといいですね。」って話したけど・・・N先生にしては何だか弱気な発言だなって思った。
「効くといいね。」なんて言った事ないのに。
でも・・・分かってる。今は胸膜腫瘍に関する情報はほんとうに少ないし、この病気に効く特異な薬なんてないことは。
薬を変えたとはいえ、うまくいく可能性は限りなく低いことも。
以前外来でN先生が言ったことがある。
「僕も何の薬が効くかよく分からないんです。」って。先生にとってはほんとうに手探りの状態なんだと思う。
でもね、そんな手探りの状態でも一生懸命やってくれてる先生には感謝してるんだ・・・あたしは。
ほんとうに・・・願わくば薬、効いて欲しい。元の健康な体をあたしに返してください。



2005.4.1 治療やめたい・・・
イレッサの治療を始めて、恐れていた間質性肺炎の副作用はなく、前の日記から少し間隔が開いてしまいました。
と、言っても全く副作用なしってわけではありませんでした。ここ数週間ほど舌全体や唇の裏側にひどい口内炎ができて、食べるものがことごとくしみてほとんど食べれない状態でした。
普段から食欲無くてあまり食べてはいなかったのですが、ほとんどのものが食べれない状態というのはほんとうに辛くて、ついにおかんたち家族に「治療やめたい・・・」ってもらすようになってしまいました。
日がたつにつれて「ここの病院で治療を受けたことはよかったのか?」とか「他の病院へ転院してたほうがもっと楽に治療受けれていたのでは?」とか考えるようになって。
選んだのは自分なのに。
ついには主治医のN先生に対しても不信感が芽生えていったのです。
最近薬出すのはおっそいわ、回診もあまりこなくなったわ、ちゃんと診てくれているのか不安になったり、表面上は優しいけど、実は口先ばっかりの先生じゃあないかって思ったりと不満は日々つのっていきました。



2005.4.5 退院延期



2005.4.8 吸血鬼ぷーやん



2005.4.13 個室へお引越し